2007年03月13日
トーノZEROアニメ雑記 total 2779 count

D.Gray-manはどうしてこうしばしば傑作見せてくれるのか・クロウリーとエリアーデが見せる真の愛

Written By: トーノZERO連絡先

 一言だけ書いておく必要があると思ったので書いておきます。

 アニメD.Gray-manの第19話「古城の吸血鬼」から第23話「ワタシが愛した吸血鬼」に至るクロウリーとエリアーデの物語はあまりにも素晴らしい!

 二人は本当に愛し合っていて、その愛ゆえに戦わねばなりません。そして、互いの怪物的な本性を見せ合ってなお、二人は愛し合っています。それこそが真の愛というものでしょう。

 怪物となったエリアーデを愛していると言い切れるクロウリーの態度は、そう簡単に得られる愛ではないし、そう簡単に描けるドラマでもありません。しかし、そのような愛こそが、「見せかけとしての可愛さや格好良さを作っている」我々にとっては、とても価値あるものではないかと思います。

 そういう意味で、単に美男美女が愛し合うドラマでは絶対に満たし得ない価値をこの作品は生み出しているような気がします。